
5月16日(金曜日)、熊本市内の企業「株式会社アネシス」様よりご依頼いただき、日本人職員の皆さんを対象に「やさしい日本語」研修を行いました。同社では、ベトナム・インドネシア・台湾・韓国など、さまざまな国籍の社員が活躍されており、日本語が母語でない社員との日々のコミュニケーションにおいて、「伝え方」「伝わり方」の工夫が求められています。
研修では、「やさしい日本語とは?」という基本から始まり、伝わりづらい日本語の例、やさしい日本語への言いかえのコツ、さらに国ごとの言語背景の違いなど、すぐに職場で活かせる内容を実践的に学びました。参加者のみなさんはとても積極的で、どのグループも真剣に、そして楽しみながら取り組んでくださいました。
研修終了後、ある参加者の方から「外国人社員の日本語力に甘えて、自分の伝え方の工夫が足りなかったと気づきました。」という感想をいただきました。この言葉から、ただの“言葉のテクニック”にとどまらず、「相手に伝えよう、理解しよう」という姿勢の大切さに気づいていただけたことが伝わり、とても嬉しく思いました。
今回の研修を通して、アネシス様の職員の皆様が、外国人社員の方々とより良いコミュニケーションを築こうとされている姿勢が強く感じられ、とても心強く思いました。
これからも、地域や企業の皆さまと一緒に「やさしい日本語」について考えていければと思います。