近年、熊本でも外国ルーツの子どもたちが増えてきました。彼らは言語や学習だけでなく、親の 在留資格や経済問題、家族関係や宗教など、様々な問題を抱えています。彼らが安心して暮らし、学ぶ為には教育現場、行政、民間が協力し地域全体で支えあう仕組づくりが求められています。
今回は外国ルーツの子ども達が直面し得る課題や彼らが置かれている環境への理解・配慮を考えるシンポジウムを基調講演・事例発表の2部制で開催します。
基調講演
「外国ルーツの子どもの教育を考える」~学校や地域がひとりひとりの可能性をふくらませるために~
基調講演者
金 光敏(キム クァンミン) 氏
大阪市生まれ、在日コリアン3世 社会教育士
多文化共生のNPO法人役員、Minamiこども教室実行委員長を経て、現在は、常磐会短期大学兼任講師/大阪樟蔭女子大学非常勤講師、外国人の子どもの教育支援、多文化共生のまちづくりのアドバイザーを務める。単著「大阪ミナミの子どもたち~歓楽街で暮らす親と子を支える夜間教室の日々」(彩流社、2018)をはじめ、共著も多数。
~熊本市に於ける外国ルーツの子どもの教育 サポート事例~
(1) 熊本市教育委員会
熊本市教育委員会の取組事例
熊本市教育委員会指導課 課長 福田衣都子 氏
(2) おるがったステーション
「外国ルーツの子どもへの日本語・教科指導」
NPO法人外国から来た子ども支援ネット
くまもと 代表 竹村朋子 氏
(3) おるがったキッズ
「外国ルーツの就学前児童への生活日本語指導」
熊本県立大学文学部准教授 秋葉多佳子 氏
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