世界を良く知るセミナー「ドイツ深掘りマンガ展にみるMANGAが海外に与えた影響」ご報告
当初の予定通り、表題セミナーを開催しました。
(実施内容)
1980年代以降、当時の日本の若者たちに人気を博した”マンガ” が今、海外の若者たちの間でブームになり、日本を知り、日本を好きになる切っ掛けとして大きな影響を及ぼした ”MANGA”とは一体何か?海外の若者たちの琴線に触れた”MANGA”はどんなものがあるか、国内外のマンガ事情に精通し、熊本日日新聞に「マンガ漫遊記」を寄稿されていた橋本氏にお話しいただきました。
明治中期に現在のマンガの原型が出来たがった背景などマンガの黎明期、また、海外で翻訳出版される際、当事国の言語に合わせ左めくりだったマンガが、そのうち日本のマンガのように右めくり版を欲し、海外のバイヤーたちが日本の古本屋で大量に買いあさっていた時代があったこと、また、韓国ではデジタル版マンガ「webtoon(ウェブトゥーン)」が支流になりつつある現状などを話していただきました。また、セミナー後半は、ドイツ出身の国際交流員、当館のインターン生などマンガを読んでいる若者に登壇してもらい、どのあたりに魅力があるか対談していただき、聴衆者たちの関心や笑いを誘っていました。
◆日 時: 11月20日 日曜日 午前10時~11時30分
◆会 場: 熊本市国際交流会館 2F交流ラウンジ
◆参加費: 無料
◆講 師:橋本 博氏(NPO法人熊本マンガミュージアムプロジェクト代表)

同時期開催!日独交流160周年記念イベントパネル展「ドイツ深掘りマンガ大賞」
本パネル展は、2021年に大阪・神戸ドイツ総領事館が日独交流160周年の主要事業の一つとして開催されたもので、日本のマンガ家がドイツをどのように見るのか、ドイツ文化をどのようにマンガとして描くのか、老若男女・プロ・アマを問わず、日独の多くの作家たちから応募がありアイディアと創造にあふれた60点の中から厳選なる審査の結果、受賞した6作品全編を紹介するものです。
◆期 間: 令和4年11月15日 火曜日~11月27日日曜日 午前9時~午後10時まで
最終日27日は午後5時まで
◆会 場: 熊本市国際交流会館1階エントランス
◆作品数: 25点ほど(A1サイズに引き延ばされています)
◆閲覧料: 無料
※本展示も終了しています。ご来場ありがとうございました。